内科専攻医カリキュラム
カリキュラム概要
対象 | 2年間の初期臨床研修を終了された先生方 |
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目的 | 消化器・肝臓専門医を目指して消化器病領域全般にわたる 幅広い知識と技能を習得 |
資格取得可能専門医 |
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プログラム | 3年間 ※消化器内科以外の科をローテーションする場合はこの期間を越える |
A:消化器内科専門コース(例)
卒後年数 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
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3年目 [S1] |
消化管 | 胆膵 | 連携施設(地域) | 内科/消化器の選択 | ||||||||
4年目 [S2] |
内科各科ローテ | 連携施設(離島) | 消化管 | 肝臓 | 胆膵 | |||||||
5年目 [S3] |
消化器連携施設:札幌東(IBD) | 消化器連携施設:北里大学(肝) | 消化器選択:消化管or 胆膵 or肝+IVR or 病理 |
B:消化器内科・総合内科混合研修コース(例)
卒後年数 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3年目 [S1] |
消化管 | 胆膵 | 連携施設(地域) | 内科各科ローテ | ||||||||
4年目 [S2] |
内科各科ローテ | 連携施設(離島) | 消化管 | 肝臓 | 胆膵 | |||||||
5年目 [S3] |
GIM(チーフレデント) | GIM | 消化器連携施設:札幌東(IBD) | 消化器連携施設:北里大学(肝) |
選択期間*
症例レポートの作成に足りない分野を選択できる
各専門内科研修期間中:上下部内視鏡技術の継続のため週に1回の内視鏡研修を継続する
連携施設 | 内視鏡学会 | 消化器病学会 | 肝臓学会 | ||
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内科連携施設 | 東京西 | 循環器研修も含む | 指導施設 | 関連施設 | 関連施設 |
厚木 | 呼吸器研修or腎臓研修も含む | 指導施設 | 関連施設 | なし | |
葉山 | 血液研修も含む | なし | なし | なし | |
消化器連携施設 | 札幌東 | IBD指導 | |||
北里大学 | 肝臓研修 |
各グループの特色
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- 消化管
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消化器内科専門医を目指し、消化管疾患に特化した後期研修を行う
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- 胆膵
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肝臓内科専門医を目指し、肝胆道疾患に特化した後期研修を行う
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- 肝
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オールマイティーな消化器内科医を目指し、消化器病領域を主体に総合内科も網羅した後期研修を行う
※内科認定医、総合内科専門医の受験資格に必要な内科他分野の症例経験も、院内ローテート研修組み入れることで可能です。
3年間の到達目標
- 消化器疾患患者の医療面接、身体診察を適切に行うことができる。
- 診断に至るための検査を適切に組み立て、検査結果を自分で判断し、治療方針を組み立てることができる。
- 検査内容を理解し、その適応、禁忌について説明できる
- 文献検索など、必要な医療情報を収集できる。
- 学会発表、論文作成の方法を学び、医学の向上に努めることが出来る
内科力 - 内科も総合的に勉強できる
- 週1で内科初診があり、消化器だけでなく内科全般の勉強ができる
- 内科当直を通し内科全般の勉強ができる
- チーフレジデントとして毎日内科コンサルトを受けることで内科力の上昇がのぞめる
学術力 - 多くの学会での発表を実施している
学会名 | 年月日 | 演題名 |
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第97回日本胃癌学会総会 | 2025年3月 | びまん性骨転移を伴った胃粘膜内癌の一例 |
第382回日本消化器病学会関東支部例会 | 2024年12月 | 腹部超音波健診にて高エコー病変として発見され EUS-FNAが診断に有用であった微小SPNの1例 |
第381回日本消化器病学会関東支部例会 | 2024年9月 | 保存的加療で軽快し得た劇症型アメーバ赤痢の1例 |
第380回日本消化器病学会関東支部例会 | 2024年7月 | 下大静脈腫瘍栓を伴う高度進行肝癌に対して陽子線 治療が奏効した一例 |
第378回日本消化器病学会関東支部例会 | 2024年2月 | 内視鏡ガイド下血管内治療を行い止血に成功した出血性十二指腸潰瘍の1例 |
第117回日本消化器内視鏡学会関東支部例会 | 2023年12月 | 内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)により診断的治療を行った十二指腸傍乳頭部のadenomyoma併存腺腫の一例 |
第31回日本消化器関連学会週間(JDDW2023) | 2023年11月 | 当施設におけるPCCRCの特徴 |
第31回日本消化器関連学会週間(JDDW2023) | 2023年11月 | 誤飲されたPTP包装の材質によるCTでの検出感度に関する検討 |
第55回神奈川県消化器病医学会総会 | 2023年11月 | Rotatable sphincterotomeを用いた “hooking technique”による内視鏡的経乳頭的胆嚢ドレナージ |
第59回日本胆道学会学術集会 | 2023年9月 | Sphincterotomeを活用した内視鏡的経乳頭的胆嚢ドレナージ |
第59回日本胆道学会学術集会 | 2023年9月 | 胆嚢摘出術後胆汁漏に対する内視鏡的治療の検討 |
第105回日本消化器内視鏡学会学術総会 | 2023年5月 | 超音波内視鏡ガイド下経消化管ドレナージ術が有効であった有症状肝嚢胞の3例 |
当直・オンコール・休み - 勉強しながら休みもしっかり取れる
- 当直 3-4回/月
- オンコール 8-9回/月 (平均緊急内視鏡施行回数:7.2回/月)
- 月1-2は完全休養あり(出勤必要な日曜も病棟回診のみ)
- 病棟はチーム制(担当患者は20人前後)であり、夜間も内科当直対応となるため、夜間/休み中の呼び出しはなし
- 夏・冬に1週間の長期休暇あり