市田医師の原著論文がJGHより出版されました。
「ピロリ未感染者の胃癌はどれくらい稀なのか?」この臨床疑問に対し、systematic review & meta-analysis を行った論文です。本研究で示せたポイントは大きく2つ① ピロリ未感染者に対するスクリーニング内視鏡での胃癌同定率(screened prevalence):0.029%浸潤癌に限ると 0.015% であり、その 約8割は低悪性度とされる胃底腺型胃癌 でした。② ピロリ未感染者をフォローした際の胃癌発生率(incidence):1万人を1年間フォローして 1.4人 (1.4/ 1万人年)いずれも、ピロリ未感染者の胃癌は極めて稀 であることが示されました。本研究は市田医師が研究分担者として参加している「厚生労働省 厚生労働科学研究費補助金 がん政策研究事業」からの研究となります。前回、このチームより報告した 世代別のピロリ未感染者割合では、1980年生まれで約85%、1990年以降では90%を超えることを示しました。(https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/hel.70052)日本の財政状況が厳しさを増す中で、今後の対策型胃がん検診のあり方へ疑問を投げかける研究です。本論文では、pure signet-ring cell carcinoma、分化型癌、通常型未分化癌の頻度についても示しています。是非、ご一読ください。
















