当院が情熱大陸に取り上げられました

2019.04.08[ その他 ]

2019年3月24日の情熱大陸で当院が取り上げられ、食道静脈瘤出血の治療の場面では田崎Dr.が大活躍をみせました。田崎Dr.は総合内科のチーフレジデントを務めていましたが、4月から正式に当科の所属となります。総合内科に所属しながら内視鏡技術を取得できるのが当院の特徴でもありますが、あのような緊迫した場面で、しかもTVカメラの前で治療を行った田崎Dr.には改めて脱帽です。新年度から消化器内科医としての活躍を期待しています。

 

今回の情熱大陸のテーマは「絶対に断らない」でしたが、そのためにはERと内科・外科をはじめとした各専門科ならびに各部門のスタッフの連携が極めて重要です。山上Dr.は放送されたままの人柄で、各部署に対する配慮も素晴らしく、各科の協力があってこそ、とよく言ってくださいます。しかし、むしろ我々専門科が断らない医療ができるのはERの諸先生方の初療のおかげであり、今後も協力しあうことでさらに良い医療体制が構築できればと思っています。

 

また、我らが内視鏡看護師小島主任の言葉も印象的でした。「この先生のやりたいことのできる環境を整えたい」。これが、当院で絶対に断らない医療ができる理由であると思います。スタッフが共通理念のもとに医療を行っているからこそ、不可能に近いと思われる「絶対断らない」が可能となります。

一方で暴言・暴力行為を行う患者を受け入れている場面がありましたが、その対応を病棟スタッフ・主治医が対応していることも決して忘れてはいけないことです。これは当院だけの問題ではなくすべての医療現場に共通することですが、スタッフが傷つき、時に涙を流している姿をみるのは耐え難いものです。これに関しては引き続き体制の整備を心がけ、現場のスタッフの負担を最小限にしていく必要があります。

 

最後に、「絶対に断らない」ことは実は必要最低条件にすぎず、本当に大切なことはより高いレベルの診療です。それが実践できるように日々努力していきたいと思います。

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