内科専攻医(消化器内科専攻医)を検討している先生へ

2019.06.26[ その他 ]

当院は全国有数の救急受け入れ数を誇っており、内視鏡検査が多く経験できるのみならず、消化器症状で受診するほとんどの急性期患者さんに対応できるような能力を早期に身につけることができます。同時に、自分たちの経験を報告したり、振り返りを行うために学会発表や論文作成などにも力をいれています。

 

また、民間病院ならではの業務分担がきちんとなされており、医師の業務を周囲のスタッフが様々な点からサポートしてくれるため、医師はストレス無く診療に集中することができます。夜間・休日体制については、複数担当医制かつ総合内科との連携により完全当番制が可能となっていますので、非番日の呼び出しは基本的にはありません。当直明けは体調を考慮し、引き継ぎ業務後に午後を半休としておりますが、今後は全休できるようなシステムを検討しています。

 

研修カリキュラムに関しては、可能な範囲で個人の希望になるべく添えるように努力をしています。例えば、実際に当科所属の専攻医の代表的な希望として、

①早い段階から消化器内科医として活躍したい。

②消化器内科を中心にやっていきたいが、内科専攻医の間は総合内科にも同じくらい重点を置きたい。

③将来は消化器内科と決めているが、内科専攻医の間は総合内科中心に勉強したい。

などがありますが、当科ではこれらの少しずつ異なる要望に対して、フレキシブルに対応しています。

①の消化器内科研修を重点的に行いたい場合は、3年間の内科専攻医期間のうち、消化器ローテーションを長めに設定し、J-Oslerによる内科各科の症例登録が順調にすすめばさらに追加で消化器ローテーションを行うことができるようにしています。

当院総合内科のサイトで当科所属の先生が特集されています(内科専攻医 消化器重点コース 木村かれん先生)。

②に関しては、消化器内科に所属しながら、希望があれば他科のローテーションの割合を増やしていきます。現在当科に所属しながら5年目で総合内科チーフレジデントを目指している専攻医の先生がいます。

③に関しては、総合内科所属で各科をローテーションしながら週1回の内視鏡業務を継続し、上部・下部消化管検査技術の習得を目標とします。実際にチーフレジデントまで務め、3年の研修が終わった段階で十分な内視鏡技術を身につけた上で当科所属となった先生がいます(消化器病センターブログ: 当院が情熱大陸に取り上げられました 参照)。

いずれが良いかに正解はありませんが、本人の目的・希望になるべく近い選択肢が用意できるようにしています。

 

また、専攻医のみならず医師個人の事情は様々です。健康に自信が無い先生もいれば、心身健康であっても家庭の事情で働き方を制限しなければいけない先生、いち早く専門医をとって実家の手伝いをしたい先生、基本手技を速やかに覚えてから留学や研究の分野に進みたい先生、など様々であると思います。当科は集団の和を大事にしながら、個人の要望を最大限にかなえられる科でありたいと思います。

 

各病院の研修カリキュラムや体制は様々で、実際には働いてみて初めてわかることが多いのですが、ご質問頂ければ詳細にお答え致します。ご興味のある先生方はお気軽に御見学・メール(m_fujii@shonankamakura.or.jp 担当藤井)、専用サイト(https://www.sgmc.jp/contact/)などでの御問い合わせをお願い致します。

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